riccaのつながり

02 苺の伊藤農園

伊藤:海外でサラリーマンをしていました。
奥さんが北九州出身だったからですね。でまぁ、九州に戻りたいってことて、九州で農家をすることになりました、
農業をすると決めて、じゃあ何をするってなった時に、子供が
「苺がいい!美味しい苺のショートケーきが食べたい!」
って言ったんです。それが苺を始めたきっかけでした。じゃあ、作ろっかなって(笑)。


安心安全にこだわる理由は子供達の体のためですね。
特に、僕は外国の途上国にいたので食べ物ってどういうふうにできてるかってよく分からないんですよ。
どんな薬が撒かれているのか。そもそも、きちんと法律で規制されているのかとか。
例えば、食べようとして匂いが臭かったりとか。苦かったりとか。
それに、これからやるんなら絶対有機農家でしょ。

伊藤:今年の出来は最高でしたね。味も見た目も。木自体が元気ですね。娘も喜んでました。
いちごって通常出荷してからスーパーの店頭に並ぶまでに5~6日かかるんですよ。
一番美味しい状態で収穫すると、収穫してからスーパーに届くまでに熟れ過ぎてしまう。
まだ未熟な白いうちにとるんです。だから美味しくない。


うちは完熟してからしか収穫しないのでそういう流通にはなかなかのせれないんです。
スーパーには卸してないですね。
あとは「安かろう」を求めている所にも降ろさないですね。
かなり拘って作っているので、その意識が高い食品ばかり扱っている所にはすごく好評ですね。
やっぱり、苦労して作っているからね。

市原:僕が食べ物で一番意識しているのは甘みとかよりも「香り」。
特にフルーツは。


口に入れて、食べた後に鼻から抜けた時に一番感じますね。
だから、食べ物を食べる時はそうしてますね。口から入れて、鼻から空気を出す。みたいな 笑


いとう農園さんのいちごを食べた時に、すごくいい香りでした。
特に「ひのしずく」の香りが好きなんですよ。

伊藤:土にもこだわりがあって、木チップ何トンも土に混ぜていますね、
なるべく窒素系を入れないようにしてますね。
水と光と空気があったら、繊維とか糖はできるけど、窒素がないとタンパク質が作れないんですよ。
窒素をどんだけ入れるかっていうのが植物を作る上で言われているんです。


でも、窒素を入れすぎると、栄養を摂りすぎるてメタボになっちゃう。そうすると、病気にもなりやすくなるし、虫も寄ってくる。
だからなるべく僕は窒素を入れないようにしているんです。
他のいちご農家さんとかいくと、こんな黄緑の葉っぱじゃないですよ。もっと濃い色の葉っぱですよ。緑色は窒素の色です。

市原:伊藤さんとは東京のレストランで働いていた時に、その繋がりで送ってもらって!
その時に、有名な場所農家さんの「とちおとめ」と伊藤さんの「ひのしずく」で、どちらの苺にするかってなったんですよ。
で、最初シェフたちの方はみんな「とちおとめ」って言ったんですけど、僕は「ひのしずく」が美味しいって思いました。
それで今度は接客のスタッフ全員に目隠しして食べてもらったら、全員「ひのしずく」を選んだんですよ。



伊藤:そういう話もっと聞かせてよ!笑



市原:やっぱりシェフの人たちもブランド名だけで選んでしまっていた所もあって。
だから、どんなに味が良くてもそのブランドがあるだけで脳で上回っちゃうんですよ。
それで地元で、こんなに美味しい苺を育てていらっしゃる方がいるなら絶対!と思いました。


苺を使ったシンプルでも美味しいケーキ。
簡単そうに見えるのですがこのフレッシュな苺の良さを最大限にまで引き出さないと、
本当の美味しさは出せません。美味しい素材を生かす。それが僕の仕事です。